夏の猛暑、台風襲来、長引く残暑と例年にない気象の２００４年。北海道も例外ではなかった。そのためであろう今年の紅葉は今一鮮やかさに欠けていたが10月末からの寒気襲来で寒暖の差が大きくなり一気に色づきが増した。秋百景とはいかないが札幌近郊の紅葉風景を集めてみた。
9月下旬紅葉が始まると北海道の高地ではナキウサギ達が冬の食料をせっせと集める時期である。山行の出来なかった今年だったが、久しぶりにナキウサギ君に逢いに行った。紅葉の始まった富良野の山を眺めながら、彼達の可愛いそして一所懸命な行動を楽しみながら、また来年も逢いに来るからいつまでも共存しようねと念じた。
10月18日、定山渓から朝里峠の紅葉をと走ったが、峠の木々は台風の強風ですっかり葉を落としていた。また周辺の風の通り道になったところはトドマツやｴｿﾞマツ、白樺の大木が薙ぎ倒されていた。
朝晩の冷え込みが大きくなった２６日「平岡樹芸センター」の紅葉を愛でに行った。１週間前と変わり一気に美しくなっていた。メディア報道もあり駐車場は満車状態だった。カメラマンも多く、尋ねないのに紅葉の撮影方法まで伝授してくれる有様、お陰で鮮やかに撮れたが。我が家からは徒歩１０分の地の利を活かした散策コースだ。